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感覚統合

「自分を知る」意味でも、自分の「感覚を知る」ことを試みてみましょう。

感覚統合と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか。



「感覚」というと五感(視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚)というのを、一般に思い浮かべますが、

アメリカの作業療法士エアーズさんは、

それよりも、人ははるかに多くの感覚を脳にとりいれ、コントロールしていると言ってます。

エアーズさんがいう感覚は

①触覚

②固有覚

③平衡感覚


という、意識にあまり上らない感覚を使っている。

例えば、姿勢・歩き方・走っている時の身体の傾け方、重い荷物を下ろした時の腕動作・姿勢
そんなこと、私たちはいちいち考えずに、その動作を自然にこなしています。

これら3つの感覚が、動作をしている間中、入ってきて、脳で処理し、無意識にコントロールして身体に動きの命令を出しているのです。
それを「感覚統合」といいます。

もともとは、アメリカのLD(学習障害)児を対象にした療法として開発されたものだったのですが、
この療法が、「自閉性障害」「脳性まひ」「知的発達障害」「認知障害」などの治療にも応用され、いくつかの症状を改善する可能性を広げました。


これを学ぶとなかなか面白く、

自分の中にある、無自覚の感覚を感じることで、自分と言う人間を客観的に見れるばかりでなく、
困った行動や、気になる動作などを解明することも役に立ちます。


ADHD・AS・LDの子たちは、この感覚から入ってくるたくさんの情報を脳内で処理することが難しいと言われています。
交差点の中に、たくさんの車が入ってきちゃって、右往左往したり、ぶつかっちゃうような状態になる。

信号機などの交通整理がきちんと働いてない状態ですね。

その情報の処理を、身体のコントロールを訓練することで、比較的スムーズに動かせるようになった事例もたくさんあります。



ここで、「あれ?五感のうちの 触覚 は入っているのに、他の視覚とかの4つはどこにいっちゃうの?」と疑問にもつ方もいると思います。

視覚は光刺激を目の網膜で受け止める。
嗅覚は、匂いの微粒子を鼻の粘膜で受け止める。
聴覚は、音波を耳の鼓動で受け止める。
味覚は、口に入れた味のもとになっている微粒子を舌で受け止める。

ということで、それぞれ皮膚の部分が進化してできたものなので、
触覚の中に入るのです.



このことを分かりやすく書いてある本があります。
「育てにくい子には わけがある」木村 順 著 (作業療法士)

もっと、くわしく学びたい方は
「子どもの発達と感覚統合」A Jean Ayres 著 佐藤 剛 監訳



次回からそれでは、この「感覚」をひとつひとつ見ていきたいと思います。
まずは、「触覚」からです。

(うわー。すごい続きそう。すみません(><;
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by csimaki | 2010-12-12 19:07 | ちょこっとお勉強したこと
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